いのち
今日は父の七回忌法要でした。
六年前のその日のこと、記憶力の悪い私がわりと鮮明に覚えている。
その日の業務がすべて済んだら病院に行こう、と思っていた。
まさか、その日に逝っちゃうなんて思ってもいなかった。
その日は息子が機敏な動きを見せた。
早々に病院に行ってくると。
そして、彼が看取りの人となった。
ひとりで旅立たなくてよかった・・・。
ひとりはやっぱり寂しいよね。
仕事が終わって駆けつけると、父はもう帰らぬ人となっていた。
心のなかでは「お疲れ様」とつぶやいていたように思う。
私は父親っ子だった。
子供の頃から父がなぜか誇らしかった。
子供雑誌の付録の工作を器用に作ってくれたり、町内の行事でリーダーシップを取っていたり。
80歳過ぎても読書したり写経する父が自慢だった。
最後はコミュニケーションが取れなくなったけど、誇らしかった父がどこからか愛おしい存在に変わっていった。
人はいつか死ぬ。
死ぬまでは、きちんと生きてみたい。
なんかそんな気分になった。
頂いた命、大切にしよう・・・・・・。
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